実技試験の注意事項

実技試験は以下のとおり行います。

(1)実技筆記試験:学科試験会場にて一斉試験
(2)幕張試験:個々の受験時刻を当日掲示します。
(3)接遇・司会試験:個々の受験時刻を当日掲示します。接遇と司会の試験は、同じブースで連続して行います。

※(1)(2)(3)の試験には定刻の10分前までに指定された場所に自己責任で集合しなさい。


◆ 「実技筆記」注意事項

1.

実技筆記試験時間は30分、問題数60問の60点満点(1問1点)です。

2.

実技筆記試験の出題形式は、いくつかの問題グループから成り、個々に提示された語や文が適切であるか否かを判断する2者選択方式、適切な文を完成させる空所補充多肢選択方式で行います。

3.

途中退席は許されません。体調不良などにより途中退席を余儀なくされた場合には、挙手をして審査官の許可を得てください。但し、問題用紙、解答用紙はその段階で審査官に提出し、再び会場に入ることはできません。

4.

机の上には、、受験票、時計(但し、音が鳴ったり、振動しないもの)、メガネ、鉛筆(HB、B、2B)とプラスチック製の 消しゴムのほかは置いてはいけません。

※ 携帯電話・スマートフォン等の時計としての利用は禁止します。

5.

試験会場内での携帯電話等の電子機器の使用を禁止します。電源は必ず切っておきなさい(マナーモードも禁止)。

6.

解答は解答用紙に記入しなさい。マークシート方式です。注意事項を読んで、正しく記入しなさい。ボールペン等での解答記入は読み取りできません。

7.

問題用紙に、受験番号および名前を楷書で記入しなさい。解答用紙に印刷されている名前、受験番号を確認し、間違っているときは挙手して審査官に申し出なさい。

8.

試験時間中の私語は固く禁止します。

9.

終了時刻がきたら、鉛筆を置いて、解答作業を中止しなさい。問題用紙および解答用紙を回収します。問題用紙および解答用紙の持ち出しは禁止します。

10.

試験問題に関する質問は一切受け付けません。

11.

上記の禁止された行為を行った場合には、学科試験・実技試験いずれも失格とします。

◆ 「実技作業」注意事項

1.

受験番号で指定された試験開始時刻の10分前までに受験者は各自の責任で指定された場所に集まりなさい。

2.

接遇・司会の作業試験は、同じブースにおいて連続して行われます。

3.

接遇・司会の作業試験は、指定された試験ブースに係員が案内します。
試験時間中(接遇2分、司会「1級:6分」・「2級:4分」)は、あらゆる所作、言動、態度が審査の対象になります。

4.

接遇・司会の作業試験は、「葬儀の接遇・司会をするにふさわしい服装と身だしなみを整えること。」が条件となっています。服装・身だしなみ(髪型等を含む)・華美な装飾品・化粧等において、遺族・会葬者に不快感を与えると審査官が(遺族の視点で見て)判断した場合には接遇試験で減点の対象となります。
また、幕張試験時の服装は、作業のしやすい服装でいいですが、お客さまの前で作業を行うことを配慮しなさい。
なお、所属企業・団体名がわかるような制服・バッヂ等は着用しないでください。


※以下、接遇・司会試験時の服装・身だしなみの具体的評価要素例の一部を示します。
 髪の毛:整えられているか(長髪の場合は後ろで束ねる)。
 毛髪の色:無着色を原則とするが、染色する場合には原則として黒色・濃茶に限る。
 ひげ:無精ひげは不可。
 化粧:派手な化粧は不可。
 スーツの上着:着用しなくともよい。
 シャツ:白地、半そで可。
 ネクタイ:男子はネクタイ着用(但し、派手なものは不可)、
      女子はそれに準じ、シャツのボタンは原則首下まですべてとめる。
 ズボン・スカート:女子のズボンは可。男女共にジーパン、ミニスカートは不可。
 靴:原則として黒色。

試験場には身だしなみを整えて入場すること。(以上は、あくまで一例で、審査官があまりに不適切と判断した場合には減点することがあります。)

5.

接遇・司会の作業試験は、身体障がいや方言等に起因する訛り等は減点対象としません。

6.

接遇・司会の作業試験は、審査官と向き合って行われます。マイクは使用しません。

7.

幕張試験作業中に自分の時計(但し、音が鳴ったり、振動しないもの)を見ることは許されますが、審査官に残り時間をたずねることは禁止します。(携帯電話・スマートフォン等の時計としての利用は禁止します。)

8.

接遇・司会ブース内の机の上には、時計(但し、音が鳴ったり、振動しないもの)、鉛筆(HB、B、2B)とプラスチック製の消しゴムを置き、それ以外の物を置いた場合、または問題用紙以外の物を見て作業をした場合には、その段階で証拠物を没収し、失格とします。
許可された以外の物は試験場に入る前にカバン等に入れ、テーブルの下に置きなさい。

9.

試験中はネームプレートを左胸位置に着けなさい。

10.

試験会場内での携帯電話等の電子機器の使用を禁止します。電源は必ず切っておきなさい(マナーモードも禁止)。

11.

禁止された行為を行った場合には、学科試験・実技試験いずれも失格とします。

12.

待機中は試験場所に近づいての見学は許されません。

13.

待機中は静粛にしていてください。試験作業や他の会場に迷惑がかからないよう注意ください。

14.

体調不良・事故等があったら審査官または受付に相談してください。

15.

実技作業の採点は減点方式です。採点項目により減点数は異ります。減点が多いとマイナス点になり、その場合は0点と表示されます。

◆ 「幕張」課題

会場には図のように、高さ70cm、幅180cm、奥行き45cmの焼香机が1つ置いてあります。この焼香机に対し、
白布(「1級:幅71cm×長さ1500cm」・「2級:幅71cm×長さ1200cm」)1枚と、画鋲を支給しますので、
白布を自由に裁断して下記の完成図のように焼香机を完成させなさい。

幕張 1級
幕張 2級

◆ 「幕張」注意事項

1.

準備時間の2分間で以下の支給材料を確認しなさい。
   (1)白布(「1級:幅71cm×長さ1500cm」・「2級:幅71cm×長さ1200cm」)1枚
   (2)画鋲(針脚7mmの二重画鋲1缶)
支給材料に間違いがあったときは、確認作業中、試験作業中にかかわらず審査官に申し出て指示にしたがいなさい。
また、袋から白布を取り出し、机の上に置くことは許されますが、開始合図前に机に掛ける等の作業自体にかかわる行為は一切行ってはいけません。

2.

各自持参の作業着、作業袋(ポケットのあるエプロンでも可。但し、画鋲・ピン等は持込禁止)、市販のメジャー(一切の加工禁止)1個、はさみ(カッターは不可)―これ以外の工具等の使用を禁止します。準備時間の2分間に持ち込み用具を審査官が点検しますので、机の上に出しておきなさい。

3.

机に画鋲以外での「しるし」を禁止します。画鋲は前後・側面から見えないように処理しなさい。

4.

終了時には、机上に物(画鋲、ハサミ、メジャー等)を置いてはいけません。

5.

焼香机は高さ70cm、幅180cm、奥行き45cmとなっていますが、机のサイズには誤差があります。この場合、現物サイズに合わせて作業をしなさい。

6.

白布の裁断に失敗しても、代替の白布は支給しません。

7.

白布の裁断に失敗しても、外部から見えないように、つなげる、あるいは、巻き込む等処理して結果に影響を及ぼさなければ減点の対象とはなりません。なお、作業手順は採点対象とはなりません。

8.

制限時間がきたら作業を中止し、一切手をつけてはいけません。

9.

2名の審査官の採点が終了した後、指示にしたがって後片付けを行いなさい。

10.

支給物品は回収場所を設けますので、指定された場所にきちんと置きなさい。持ち帰ることは固く禁じます。

◆ 「幕張」評価のポイント

● 評価のポイント

 『1級』

(1)

「ひだ」の数、幅が、正しく、きれいに取られているか。

(2)

「ひだ」の両端の長さが不足していないか。

(3)

生地(きじ)端の処理がきれいにされているか。

(4)

スロープの仕上がりがきれいか。

(5)

天張りの仕上がりがきれいか。

(6)

側面・裏面の仕上がりがきれいか。

(7)

前後側面から見て、画鋲が見えないように処理されているか。
上から覗いて見えるのは可。しるし用画鋲の取り忘れも減点対象。

(8)

全体の仕上がりバランスがよいか。

(9)

時間内に作業が終了したか。

 『2級』

(1)

「ひだ」の数、幅が、正しく、きれいに取られているか。

(2)

生地(きじ)端の処理がきれいにされているか。

(3)

前面の仕上がりがきれいか。

(4)

天張りの仕上がりがきれいか。

(5)

側面・裏面の仕上がりがきれいか。

(6)

前後側面から見て、画鋲が見えないように処理されているか。
上から覗いて見えるのは可。しるし用画鋲の取り忘れも減点対象。

(7)

全体の仕上がりバランスがよいか。

(8)

時間内に作業が終了したか。

◆ 「接遇」課題

1.

問題用紙で指定された葬儀(「1級:社葬(仏教式葬儀)」・「2級:個人葬(仏教式葬儀)」)の打ち合わせを行いなさい。

2.

喪主と最初に相対する場面です。挨拶、自己紹介、お悔やみを言ったうえで打ち合わせを行いなさい。

3.

打ち合わせでは、最初に問題用紙で設定された諸事項を一つひとつ確認しなさい。固有名詞、人名はフリガナがついている場合、指定された読み方に従いなさい。

4.

打ち合わせは、お客さまの視線に合わせながら、遺族側の故人や葬儀に対する意向を聴くことから始めなさい。(実際とは異なり、審査官から応答はありません。)

5.

遺族の心情に配慮した接客として、適切な態度、言葉づかいであるかに注意して行いなさい。

◆ 「接遇」注意事項

● 準備

(1)

「準備開始」の指示があったら、問題を見て準備しなさい。

(2)

準備時間が2分与えられます。

(3)

準備時間中に問題用紙にメモを記入することができます。

● 作業試験

(1)

審査官はお客さま、あなたは葬儀の担当者という立場で与えられた条件により作業を行いなさい。

(2)

審査官を喪主と関係者(「1級:主催会社の担当者」・「2級:親族」)と想定して行いなさい。

(3)

最初は、立って、挨拶し、自己紹介やお悔やみ等を言いなさい。

(4)

自己紹介は、条件に従って行い、自分の名前を姓名(フルネーム)で名乗りなさい。

(5)

挨拶等が済んだら、座って、お客さまとの打ち合わせを行いなさい。

(6)

故人氏名・死亡月日・死亡年齢・喪主氏名・続柄・宗旨(1級では加えて主催会社名)等の条件は問題用紙で指定されます。必ず要素として入れて行いなさい。

(7)

作業時間は2分間です(延長はありません)。幕張や司会と異なり、指定された要素が入っていれば話の途中であっても評価の対象としません。但し、制限時間がくるまでの態度は評価の対象となります。
あわただしい進行となり、あまりに早く終わると減点となります。

(8)

接遇作業中、問題用紙を見て作業をしてもいいですが、終始下を見ながらの作業は減点になります。

(9)

審査官は、試験中は指示・説明・注意・受験者からの質問への対応等は一切行いません。

(10)

終了が告げられたら作業を中止しなさい。

◆ 「接遇」評価のポイント

● 評価のポイント

(1)

立っての挨拶・自己紹介がきちんとできるか?
挨拶の所作がきちんとしているか、きちんとした姿勢・態度での礼ができるかを見ます。

(2)

遺族にお悔やみが言えるか?
悲しみにある遺族に対して、適切な表現できちんとお悔やみを言うことができるかを見ます。

(3)

故人氏名、喪主氏名等の確認を行っているか?
打ち合わせに先立って、故人氏名、死亡月日、死亡年齢、喪主氏名、(故人との)続柄、宗旨(1級では加えて主催会社名)の確認を行っているかを見ます。

(4)

遺族の意向をきちんとたずねているか?

(5)

死別を体験し動揺している遺族の心情を配慮し、落ち着いた対応ができるか?

(6)

接客中の姿勢がいいか、礼の仕方や座るときの所作等の基本的な接客マナーが身についているか?

(7)

身だしなみ・服装が適切か?

◆ 「司会」課題

1.

葬儀(「1級:社葬(仏教式葬儀)」・「2級:個人葬(仏教式葬儀)」)において、式次第の順にしたがい、指定された条件を用いて葬儀・告別式の司会を行いなさい。

2.

司会作業では、次にどの式次第項目を司会するかを審査官に示すために、当該の式次第項目名(例「参列者入場」など)をその都度、告げてから司会本文を言いなさい。
   例「参列者入場(項目名) お待たせいたしました。ご参列の方は式場内にお入りください(司会本文)」

3.

指定された条件を、指定された式次第項目で使用しないときは減点となります。また、指定された条件を、他の式次第項目でも使用することは自由です。

4.

「自由課題」では、与えられた条件に弔電や閉式の指定課題の文に含まれる要素を加えて、まとまりのある文章にして読み上げることが求められています。条件として与えられた要素のほかに、指定課題より抽出した適切な要素(「1級:3つ以上」・「2級:1つ以上」)を加えて読み上げなさい。

5.

 「指定課題」では、課題として与えられた文章を、内容を理解したうえで、1語たりとも変更しないで、正確に読み上げなさい。(弔電、閉式で指定)

6.

式次第項目と式次第項目との間では、インターバルをおかず、続けて司会作業を行いなさい。

◆ 「司会」注意事項

● 準備

(1)

「準備開始」の指示があったら、問題を見て準備しなさい。

(2)

準備時間が5分与えられます。

(3)

準備時間中に問題用紙にメモを記入することができます。

● 作業試験

(1)

審査官はお客さま、あなたは葬儀の司会者という立場で与えられた条件により作業を行いなさい。

(2)

試験時間は「1級:6分」・「2級:4分」です。延長はありません。

(3)

司会作業が制限時間内に完了しないとき、(1級は4分未満で完了したときには)減点となります。

(4)

司会作業は、立って、行いなさい。

(5)

司会作業を始めるとき、終了したときは礼をしなさい。始めるときには「始めます」、終了したときには「終わります」と審査官に告げなさい。時間中に終了した場合、座りなさい。制限時間がくるまでの態度は評価の対象となります。

(6)

司会作業中、問題用紙を見て作業をしてもいいですが、終始下を見ながらの作業は減点になります。

(7)

審査官は、試験中は指示・説明・注意・受験者からの質問への対応等は一切行いません。

(8)

終了が告げられたら作業を中止しなさい。

◆ 「司会」評価のポイント

● 評価のポイント

 試験で具体的に評価されるポイントは次の5点です。

(1)

式の進行を理解して司会進行を行うことができるか。

(2)

指定された条件に従って、適切で、正確な司会進行ができるか。

(3)

遺族や参列者が聞いて理解しやすい(とまどったりしない)司会進行であるか。

(4)

指定課題(閉式、弔電)では、正確に(1語たりとも間違えずに)、聞き取りやすく文章を読み上げることができるか。

(5)

自由課題では、指定条件に適切な内容を弔電、閉式の指定課題より要素を抽出し、付加して(指定条件、指定課題の内容に合致するものである必要がある)、まとまりのある文章を作り、表現できるか。

(注意)
各条件を読み取り、故人の特性を把握することが重要です。
条件以外の要素を2級では1つ以上、1級では3つ以上入れることが求められています。
要素が不足すれば減点となります。
これを事前に準備してくる人が多く見られますが、各条件(死因、死亡年齢、死亡日などだけでなく、弔電や閉式の文も含む)の内容に合致しない要素であれば認められないだけでなく減点となりますので注意が必要です。なお、自由課題の要素は、弔電や閉式の文から適切に要素を抽出しなさい。準備の5分間に条件を全て理解し、これに合致した要素を付加することが大切です。